星羅

こんばんは!サークルより参りました星羅です。この度はレビュー依頼ありがとうございます(*^^*) ではさっそくレビューをば。 最新ページまで読ませて頂きましたが、少ないページ数でありながら読者が続きが気になる展開までうまく持ってきて、かつ違和感なく文章をまとめている。一人称とキャラクターの会話文を利用し、少ない文字数で多くの情報を読者に伝える技法は私自身見習いたいほど素晴らしいと思います。 基本点的には私があれこれ指図する点は見当たりませんが、ここからは好みや読者のニーズ、貴女がどういう作品にしたいかに関わる話。 この作品はすっきりまとまっていてすらすらと読めるのが良点ですが、逆をいえば読み応えがないという観点もあります。私個人としては3,4ページ当たりを繋げて、聖司君と葉子ちゃんの出会いのシーンを引き延ばして最後に“恋に落ちちゃったんだ”と纏めても良いんじゃないかな、と思いました。もちろんこれは私の好みの上での話なのでスルーしてくれて構いません。 しかし紙の冊子を読み慣れている場合の読者は中身はもちろん、小説でしか表現できないような文体を求めている節があります。ネットで暇つぶしに読みたい人は展開が早くて読みやすい作品が好まれます。この作品はどちらかと言えば後者の部類に入るかと。 液晶越しに読まれるための作品として書いていらっしゃるのならば、文体はそれに合ったものなので、読者を飽きさせない話作りや読者も共感できるキャラクターの心情の表現が勝負になるでしょう。 冊子として書きたいという思いならば、読者は貴方が考えたストーリーをどのような世界観で描いてくれるか、ゆーなり様の個性を求めるでしょう。その為には心理、状況、景観、あらゆる描写の調合が必要になってきます。 と、何だかんだ言ってますが簡潔に述べますと、ネットで留めたいなら展開重視、本として書きたいならもう少し描写、文体に厚み出したらしたら良いんじゃない?って話です、はい。 ですがまだ話は序盤で、これからが一番盛り上がる時。貴方の作品の力を決めつけるにはまだまだ早いだろうと思ったのが一番のところです。葉子ちゃんの過去や聖司君の内面や恋の予兆や様々な伏線が表れてとても惹きつけられますしこれからの展開が楽しみです。 では図々しい内容で申し訳ないですが、これで私のレビューとさせていただきます。

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