非常に美しく、 完成度の高い短編です。 清朝末期の遊郭で、 あまりきれいではなく、 愛想笑いも苦手な遊女の 悲しく貧しい人生が 淡々と描かれています。 まるで白黒の無音映画を 見ているような感覚です。 良い意味ですべてが 客観的に書かれていて、 終始落ち着いて 読むことができます。 片方だけの耳飾りが 冒頭から良い小道具効果を もたらしていて、 翡翠の鈍い輝きが 目の前に見えるようでした。 ちょうど盛り上がった 場面で終わっているので、 続きが気になります。 栞を外せない作品です☆
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マスミ・セイラさん お返事遅れましてすみません。 拙作へのレビュー及び評価、ファン登録どうもありがとうございます。 停滞中の作品にこんなに高い評価をいただいて恐縮です。 ご賢察の通り、「翡翠の環(かん)」は、 「美人の女の子がトップの花魁(上海なら『長三』)を目指す」式の話ではありません。 目を惹く美貌でもなければ、何が何でも売れたいという野心もない、 遊女稼業そのものに虚しさを抱いた二等妓女がヒロインです。 設定上は「十七歳」ですが、当時は数え年ですから、満年齢としての彼女は十五、六歳。 今なら高校生になりたてといった年配ですね。 生意気な妹芸妓にしても今なら中学生、年増扱いの博
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吾妻さん、こんばんは♪ ご丁寧にお礼のコメントをいただきまして、 どうもありがとうございます(*゚▽゚*) 作品への愛着や思い入れの強さが 感じられるすばらしい作品でした。 「翠玉」は中国語で「エメラルド」 というんですね!!! 控えめな翡翠が、華やかなエメラルドに 変わる瞬間をぜひ拝見したいです♪ こっそり更新をお待ちしています☆

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