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蝶が舞うころ
Sweet Spring
2014/11/16 21:54
わたしは理系なので、歴史に触れる機会は大河ドラマを見ることくらいしかなく、織田信長については数年前の「江」がわたしにとっては最新の情報(?)でした。そのときの信長は「己のみを信じる」といった感じで、わたしはそんな信長に惹かれましたが、ドラマは「江」というタイトルなのでどちらかというとお市の方様たち側の内面しか見えませんでした。なので、今回麻衣さんの作品を読んで信長とその最も近い正室の方のことを深く知ることができてとても嬉しかったです。 信長は野心的かつ冷徹で、でもその裏には考えがきちんとあって、そして妻をとても愛していて……。思っていた以上に深かったことに気づかされたと同時に、正室・濃姫(帰蝶)の強くも可愛らしく、また大きいことに心が打たれました。それに麻衣さんの綴り方が相変わらずお上手なので、最後の数ページは号泣して読むのがやっとでした。笑 ……と、長くなってすみません; 素敵な作品をありがとうございました。
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