真夜中、涙とともに読了しました。 冒頭の希望に満ちた高校生活の爽やかな風を感じるシーンから一転、現実、大人のどうしようもない人間関係の狭間に自ら入っていくしか無かった主人公のやるせなさ、そして終盤、震災を経て故郷は姿を変えてしまったけれど、何処か希望を感じられるような風が、また心の中に吹いて来た様なラスト。 どんなシーンにも必ず海と音楽がよりそっていて、タイトルに「なるほど!」と思いました。 一緒になれなくても、離れてしまっても、いつまでも好きな人…叶わない恋は切なく寂しいですが、一方で一生、いや生まれ変わっても、と思える存在に出会えて思い出を共にできることは幸せなことだと、感慨深い読後感を得られました。素敵な作品をありがとうございました。 ※本当はネタバレ無しなレビューにしたかったのですが、どうしても自分が胸を抉られた部分を作者様に伝えたい、というスタンスで書いたところ、こうなってしまいました…すみません(;д;)
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もったいなさすぎなレビュー、ありがとうございます(-人-) ネタバレレビューはネタバレ仕様で書いていただいてるので私的には無問題です(元々ネタバレページがありますし・汗)。 地味目な話にお付き合いいただきありがとうございました。 いつかご当地ネタで癒し系の話や明るい話も書けたらいいな~と思っています。
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地味なんてとんでもない!色々なエピソードや要素が絡み合って、とても濃厚でドラマティックな物語でした。 地元への想いが伝わって来て、私も汐糀さんのように感受性を持って若い頃を過ごしていれば、きっと地元に魅力を感じられたんだろうな…と反省したり(笑)。 映画になったらすごく面白そうですよね、FMヨコハマの企画、叶うといいですね!応援してます。
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