まさりみか

爽やかでほんのり切ない片想い、部活に紆余曲折あってもほんわか終わるのかなあという予測を裏切っての反転。 思い通りにいかない人生の厳しさを感じさせられながらも実はその先に……と期待もちょっとありました(笑) しかし、願った通りにならないのが人生。 私の読後感は「真っ直ぐ前を向いて生きたい」です。 純粋で見返りを求めず、相手を想うだけの恋。 もしかしたら、タイミングがあえば叶えられたかもしれない想い。 でもその時はまた、全然違う想いを先輩に対して感じることになったかもしれませんね。 それはそれで幸せかなのしれないし、違う形になっていったかもしれない。 叶えられなかった恋はこれから先、彼女が何度恋をしても結婚して子供ができても宝物ように残るモノではないかなと思います。 その思い出から月日が生々しい感情や悲しい気持ちをそぎ落として懐かしい煌めきだけを残してくれる。 それや他の煌めきが自分が前を向いて生きていきたいと支えてくれる核になるのではないかなあと……半世紀を目前にした年齢になって思います。 私も吹部だったので、物語に浸ると共に随分懐かしい思い出に浸らせていただきました。 ありがとうございました。
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