あっSHIちゃん

現在、イベント『労働者平和文学クラブ』をオープンしました芦野と申します。この度、SNaF様がご参加してくださり、大変感謝しております。 たぶん、この世に生まれたからには、誰もが一度や二度、人を殺したいと心で思ったことがあるでしょう。しかし殺したいと思う感情があるからこそ、人間らしいとも言えるのではないでしょうか。 昨年のことですが、渋谷で開催されていた死刑囚の方たちの絵画展を見てきました。死刑囚絵画展運営会が主催したものです。 最初、私は、彼ら彼女たちが恐ろしい絵を描くと思っていましたが、とても感性の溢れる作品を描いていることに、大きな衝撃を受けました。 彼ら彼女たちは大きな誤ちを犯しましたが、それ以外は、普通の人間なのです。 そして、絵を見る限り、誰もが罪を犯したことに、大変反省しているようでした。 ですが、彼ら彼女たちの運命は、近い将来、絞首刑になることが確定しています。 人の価値とは何でしょうか? たぶん、被害者の遺族の人たちも、死刑囚が一刻も早く死刑になることを望んているかもしれません。 絵画展で、一番印象に残った絵は、風間博子氏の「潔白の罪」という作品です。暗い井戸の中のようなところで、爪を立てて、もがいている裸の女性を描いたものです。たぶん、ご本人でしょう。 人は、もちろん誰でも生きたいと思うはすです。 しかし、一番理不尽なことは、他人によって、世界でひとつしかない大切な命が消されてしまうことでしょう。 SNaF様の提議されている議題は、だぶん、人間が生きていく中で、常に心に抱いていなくてはいけないことだと思います。 思い描くことによって、人間という弱い存在を認めることができるような気がします。 短い作品ですが、人の命の大切さと同時に、人の理不尽さを、とても深いレベルで感じさせる作品だと思いました。 この度は、拝見でき、大変ありがたく存じております。誠にありがとうございました。

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