うに@海胆

言葉遊びや皮肉の類が多き作品で、 この手の題材の基本である努力・友情・勝利なんてものが無縁で、むしろ裏切ってばかりとやたらとマイナス要素に溢れていますが陰鬱さはほとんどありません 主人公は成長どころか努力すらしていませんが、物語の展開は想像を掻き立てられ、直面した問題への打開策がある意味に置いて現実的で主人公への共感など、読み応えのある作品です 作者さん自身が言ってるように、露骨ではないが露骨な(矛盾しているが)御都合主義やラスボスに当たる相手が拍子抜けではありますが、過去作品と比べ構成力が上がっているように感じますし、納得のいく演出であり後味が悪い…ということもあまりないと思います、人次第でしょうが 物語の構成や、描写のレベルはなかなかに高いので一度読んでみることをおすすめします
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