あとがきといえば最後に書くのがスタンダードなところを、あえて四番目にもってきてそれまでの経緯を説明し、完結の詩をつづる……いや、既存の「型」をあえて逆手に取る詩集としての見せ方にまず面白味を感じた次第。 牡丹ですね。特に印象に残ったのは。これはあまり関係のない僕の話になってしまいますが、 僕の祖母が繰り返し僕に語ってくれた言葉の一つに「青春はある一定の時期を示す言葉ではない」というのがありました。年齢世代を問わず、美しく健やかであり続けようとすることが即ち青春であると。 最期の最後、散る間際、そして散った後にまで美しさを残す牡丹という花は、まさに人間が目指すべき生き方そのものなのかもしれませんね。仮に人生が80年あったとしても、四日間を必死に美しく生きるかの花のように、誇り高くありたいものだと思います。
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遅くなってしまいごめんなさい。 とっても素敵なレビューをありがとうございました。 実は、牡丹の花の崩れたところを今年初めて目にしました。花瓶に挿したときの花の見事さもさることながら、崩れた後の花びらを見たとき、本当に見事でした。そのときの様子をいつまでも覚えておきたかったから、詩にしてみたのですが・・・・・・。 メイショウハヤオウさんのレビューを読み、私の方が感動してしまいました。お祖母様の言葉を聞けた(読めた)こともそうですが、牡丹の花に対して頂いた感想を読んで、です。 だから、本当に素敵なレビューをこちらの方こそありがとうございました☆

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