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『あかない』
彩葉
2015/6/18 9:31
後半かなりネタバレを含みます。 読んでいない方は、この先は読まない方がいいかもしれません。 小学生の頃、通学路にあった幽霊屋敷と言われていた廃屋を思い出しました。 子供たちの間では、幽霊が出るとか出ないとか、まことしやかに囁かれていた廃屋。 結構気軽に探検してる小学生がたくさんいたので、恐らくは何も出なかったのでしょうが(笑) その廃屋の近くには川が流れていたので、その廃屋をイメージしながら、川を線路に見立てながら、イメージすることができました。 イメージしやすい話だったので、それだけで雰囲気や臨場感が傍に感じる事ができました。 主人公は覚えていないだけで、毎日同じことを繰り返しているんだろうなあと思うと切なくなります。 毎日、終電が通る時刻になると、自身の中に湧き上がる激しい感情に支配され、突き飛ばし、家に帰って愕然として。 でも、きっと、朝になったら、全て消えているんでしょうね。 本当に切ない。そして、辛いお話だなあと思います。
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藤牧 明
2015/6/18 22:07
こんばんは。 作品にレビューをありがとうございます。 イメージしやすいと良いですよね。 自分もそうなので、よく理解出来ます。 切なくなるって感想は初めて聞きました。 大概怖いって感想なので、新鮮です。 そうか、そういう見方もあるんですね。 凄い。 うーん。 まだまだ勉強しないとな。
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彩葉
2015/6/20 12:47
勿論、怖い要素はきちんとありますし。 切ないと思ってしまう要素のある、と私は思っているので。 自分がその立場なら、本当に怖いと思います。 終わらない毎日。得体の知らない廃屋。 でも。繰り返す毎日を続ける主人公の気持ちを考えると、切ないなあと思ってしまって。 最後に愕然となるのに。それなのに、また一に帰ってしまう。 気付いたとき、主人公はどれだけ辛いのかなとか、考えてしまうので。 怖い中にも、切なさを感じました。
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