清瀬 美月

表紙の薄紫のお花も綺麗だなあと思いながらページをめくると、淡いピンクの桜の花が。 「戀のワルツ」というタイトルにぴったりで、まずはそこから楽しめました。 三拍子のリズムを刻むように花びらの舞う情景が、恋のはじまりを感じさせます。 ふわっと軽やかにスカートを翻してるみたいです。心も伴っているようで、恋をするといろいろなものが楽しげに感じられますよね。 そして「秘めたる戀」では大人のしっとりとした恋を描かれていて、心が共鳴してしまったら…もうどうしようもないですよね。 想いを口にすることも 触れ合うこともなく 同じ時間を過ごした このフレーズがとても切なくて儚くて。 一夜の花の咲く季節がまた巡るとまた彼のことを思い出して…それは深く深く心に残る恋だったんだあと胸が痛くなりました。 切ないけれど、とても素敵な恋をされたのですね。
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