星奈

ソーラン節の改稿版、時間ができたのでようやく読めました! 改稿前のでも十分読み応えがありましたが、”その後” の部分がさらに重厚な語りになりましたね。 かずさんならではの甘くない硬質で骨太な筆致で、片足を失くし一時期は人生を諦めていた男が、歌と歌を囲む海の男たちによって救われ、新たな生き方を掴んでいく様子が描かれています。 エブでは基本的に恋愛ものしか読まない私(リアで硬いものをさんざ読んでいるんでw)なんですが、この話は健一郎がソーラン節に出会い、なんとかこの歌を自分のものにしようと攻略をはかり、そしてその歌の存在に救われ付き合い通す、ある意味究極の愛の物語のように思えました。 ソーラン節というか伝承歌謡についての説明も興味深かったです。言葉もそうですが、”伝承”はそのままの形では留まることはない。 けれどソーラン節は、ロック調のダンスを伴うメロディに生まれ変って、違う形で引き継がれることになりました。実はここアメリカでも、ロック調のソーラン節は日本の血を引く子供たちや日本の文化に興味がある子供たちによって、毎年ダンスとして披露されています。遠い海の向こうから来た曲を、「かっこいいねえ」なんて言いながら、ハッピを来た白人、黒人、アジア人、さまざまな人種の子達が踊るのです。 読後によい意味で後味の残るお話でした。執筆お疲れ様でした。
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過分な評価をありがとうございますm(__)m 甘くなく硬質で骨太な筆致、でしたか?(笑) ニシン漁の説明が多くなったせいで、物語も硬くなってしまいましたが、こちらの方が私らしいですかね~やっぱり(笑)。 文語体で書いて、イカンイカンと、あとから砕けた口語体に書き直すこと、けっこうあるんです。 エッセイもそうなんですが(笑) この話は海の男の話だから、硬くても、ま、いっか、と、そのままいっちゃいました(笑) ……やっぱり書きやすい(笑) 同じお話、二つとも読んでいただき、ありがとうございました! ロックソーランがアメリカまで進出していたとは!! 見てみたいです♪ 感謝を込めて
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文語体でエッセイって「~そうろう」とか? や、よくわかってないのかもしれませんが、文語体エッセイ、見てみたいかも!
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