たすう存在

まるで昭和期の純文学のような趣の序文。 これだけを読むと、これがまさかファンタジー小説の、しかも戦記ものであるとはとても想像できませんでした。 ……というような感想を持つのは、まさに架空レビューの思うつぼのような気がしますが、 この印象的な序文がまた結末で活きて、胸に空洞を作られたような一種独特の物悲しさを生み出していると思いました←これまた架空レビューにありますね(笑) かと言ってこの序文は作品から浮いているわけでなく、特に最後の 「その杖は・・・僕を・・・僕の生涯に不謹慎なまでに干渉し、僕の運命を大きく変えていったのです。」 という一文が読み手をファンタジックな世界観にすんなりと移行させます。 そのファンタジーな本編ですが、カッコいい魔法が飛び交い、個性的な魔法使いが登場しても、しっかりと戦記物の雰囲気を堪能出来るのは遼さんならではの筆致でしょう。 魔法合戦は魔法合戦でまた大迫力でセンスも良く、とても引き込まれました。 個人的には不気味だけどアスカを使ってみたいです。 唯一の瑕はセクシータスウの『溺れし深海の騎士』たちの活躍が少し足りなかったかなあ← とにもかくにも、縛りレビューが先にあるとは思えない程に素晴らしいファンタジー小説でした。 とってもとっても楽しませていただきました。 ありがとうございました。
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セクシー・タスウさん、素敵なレヴュー有り難う御座います。 でも・・・他のチームの作品を拝見するたびに、情けなく・・・そして、Eチームの方々に申し訳ない気持ちで、いっぱいです。 それでも、自分なりに頑張ってみましたが、縛りの30%くらいしか拾えませんでした。 Eチームは、紳士・淑女の集まりなので、アレですが・・・他のチームだったら、と思うと、酒が進んで仕方ありません。 いつかは、チームの皆様に許可を頂き、この話を膨らませてみたい・・・そんな願望はあります。 その時は、『溺れし深海の騎士』も活躍すると思います。 Eチームを代表して御礼申し上げます。 有り難う御座いました。 遼さんより。

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