岡田朔

特異体質の勇者に、銀河標準語、チンギスハンの謎やら、ギャグにしろだのSF入れろだの。 思いっきりレビュアーが遊び倒した感のあったチームF。 作品にまとめ上げるだけでも困難に思えましたが、そこはベテランの本乃さん。しっかりまとめあげちゃうところが流石だなあと思いました。 主人公とカマールのコミカルなやりとりも勇者として成長していく様子も楽しめましたし、スターウォーズみたいな父と子の因縁の対決も読み応えがありました。 何度もこういったイベントで本乃さんの作品を拝見していますが、この作品はそれらで培った手法がふんだんに使われていて集大成的作品だなあと感じました。 分かったような分からないような小難しい理論をゴリ押しすることで本当にそうなんじゃないかと思わせてしまったり、巧みな言葉遊びを取り入れていたり、パロディ的要素があったり本乃さんらしさが溢れていました。 楽しいお話をありがとうございました。 執筆お疲れ様です。
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