清瀬 美月

あーもう、好きです。この世界観、たまらなく好きです。 絵本も好きなのですが、児童文学、大好きです。 ニャンコポン、切ないなあ。 そして花ちゃん、―― 素直で一生懸命で可愛すぎます。 これは先にレビューありきの作品だということを忘れてしまいそうになりました。 それくらい自然で、背景、登場人物、描かれた世界観が素晴らしかったです。 偶然に一枚の張り紙を見つけたところから始まるこの作品。 『護衛募集』めちゃめちゃ気になります。 そして <ここ伏線です> という書を見てたはずなのに……悔しい。 そうか、そういうことかとクライマックスになってぎゅうぎゅう胸を締め付けられました。 マリモのくだりでは、その発想、行動、花ちゃんが可愛すぎて力が抜けました。 そして、ニャンコポン!! コテコテに威勢よく声を上げるけれど、ニャンコポンは15センチ……。 花ちゃんとの会話のシーンを頭で妄想しながら……サクサクと展開していくお話。 本当にワクワクしながら読み進めていくことができます。 大人が読んでも子どもが読んでもきちんと楽しめるんですよね。 夏休み、―― プール解放に行くと家を出て、学校の図書館に籠もっていた子供の頃の自分を思い出しました。 おかしくて、切なくて、そしてこの先花ちゃんはどうしていくのかな?というピリッとした夏のスパイスもあって。 楽しくて素敵な作品を堪能させていただきました。 夏イベ、お疲れさまでした。
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