以前に、平家物語の合戦シーンを読んだのですが、ただの文字列な筈なのに、迫力ある言い回しと、独特な文章に、興奮を覚えた記憶があります。 この将星記も、同じような臨場感を感じる戦国絵巻です。 戦国と言うと、どうしても、織田信長から徳川家康に至るラインを連想しますが、この作品の舞台は太平記です。 作者は、太平記をよく読んでいるのでしょう。現代人に解りやすく読ませた上、文章の迫力も損なっていません。 足利尊氏や、楠木正成などが活躍した時代、忍法、兵法、騎馬戦が入り交じって展開します。 とにかく、見所は、迫力ある合戦シーン。 ぶつかり合い、刀身を折る程の勢いが、文章から伝わって来ます。 最後の方は、武士の意地と意地がぶつかり、感動的な結末を迎えます。 数々の名将を星に例え、表現する所は、華々しい中に儚さを感じる流れ星のようでした。  
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読了、ありがとうございました。 下手なりに、心を込めて書いたものですので本当に嬉しいです。 少しでもこの時代に興味をもっていただけるとありがたいです(^^)
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古典を現代に蘇らせる技術力は凄いと思います。シリーズを重ねても良いと思います。
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