藤白 圭

日本人は四季を身近に感じているからこそ、色や情景を細やかに感じるとはよく言いますが。 この作品には、とても『色』と『響き』そして、奥ゆかしい『想』が溢れています。 単なる和歌を用いた恋愛小説と思いきや。 その和歌に造詣が深く無ければ織り成せない世界観。 静かに穏やかに、そして、時に熱く心を揺さぶる恋愛感情というものは、今も昔も同じであり、現代と古典をうまくリンクさせて完成させてある物語は、見事でした。 素敵な作品をありがとうございます。
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読破していただけただけでなく、丁寧に読み込んでくださった上でのレビューに本当に嬉しく思います。 短歌も恋愛も古代から脈々と受け継がれてきたもの。 だとするなら、昔の人が語り継いだものを現代に起こしてみたらどうなるだろう?という想いで綴りました。 楽しんでいただけたのでしたら作者として何よりの喜びです。 ありがとうございました!

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