最初は、とりつきにくいところがあるように感じたが、そうでなかった。  少年と写真家。二人の心情が、それぞれの目線で、じつに、よく描かれている。  登場人物の、客観的な描写は少ない。  だが、少年と写真家の心情から、少年と写真家のみならず、登場人物の姿を、鮮明に思い浮かべるのは、私だけだろうか。  ページを追うごとに、写真家の心情をとおした世界が鮮明に見え、心情描写で状況や人物の外観などを、じつにうまく表現しているとの印象を受ける。  作者の表現のうまさがここにあると思う。  ストーリーが進むにつれ、登場人物が変化してゆく。ネタバレになるので、くわしくいえないのが残念だ。  どう変化してゆくかは、作品を読み、読者がじかに感じてほしい。人生で、無くしてはいけない何か(心の潤いのような物)が語られている気がする。  少し、大げさだろうか? (私も、心情描写を学び、更新に励まねばならない)  
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わあ~! 牧太十里さん。こんなに素敵なレビューを書いていただいて、本当に感激です。 最初の方は、謎ばかりが増えて、読みにくいのではないかと心配でしたが、少年と写真家の心情を丁寧に読み取ってくださって、感激です。 物語はまだ3割弱のところです。このあと、少しずつ謎がほどけ、少年の苦悩も見えて行きます。 中心の2人と殺人事件、そして謎の女の絡みを、もしよかったら見てやってください。 もったいないほどのレビューを、本当にありがとうございました。 このあとも、頑張れそうです^^
わ~、牧太十里さん、レビューの追記をしてくださったのですね。(そんなこともできるのかあ~!) いつも温かいコメント、本当にうれしいです! どうぞ、良い週末を^^

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