雨の日は猫を抱いて

少年と写真家の、ある因縁の出会いの物語。

佐崎らいむ

2時間22分 (85,132文字)

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あらすじ

不登校の15歳の少年と、鬱屈した写真家。 接点の無いはずの二つの魂は、陰惨な事件の裏側で巡り会う。 初対面で写真家の心をザワリと波立たせ、揺さぶった少年の黒い瞳。 その理由に気付いたとき、ようやく写

感想・レビュー 11

高校生が殺された。 その名前は坂崎賢人。 それは折しも、カメラマン倉田が2日前に出会った少年が名乗った名前と同じものだった――。 森の中をテンポよく歩いていると、勢いよく沼の中に引きずりこまれる感覚
ネタバレあり
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limeさんのところも論文みたいなレビューが多くて恐れ多いのですが、頑張って書くよん^^ 猫について語る不思議な少年に首を傾げるところから物語が始まります。 気の良い自由人(?)たち、過去にわけあり
ネタバレあり
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救いの無い日常の闇の中、野良猫たちに救いを求める少年。 自分の仕事に納得できず、ささくれ立った心を周囲に隠そうともしないカメラマン。 雨天のように冒頭から重く沈んだ展開だが、物語に埋め込まれた伏線が美
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