kaipika

そもそも僕は本を読むことが苦手で、ケータイ小説みたいなものも初めて読みました。 1つ1つの話が短いので、私にとってとても読みやすかったです。気づいたらはまって最後の方は一気に読んでしまいました。 主人公がレイラに抱く感情は男性の私にはうなずける部分が多く、いつしか心をレイラに支配されていく、レイラに追いかけているようで、気がつけばレイラのことを考えるしかないように追い詰められていくそこが本当に面白かったです。 また、状況の描写や主人公のちょっとしたつぶやきが本の中の世界を上手く見せてくれていました。自分は演劇をしていて、セリフを考える時ここまで背景を考えることが必要なんだろうなと改めて勉強になりました。 ラストが潔くさっと終わり、そこも大好きです。自分がじわじわとおかしくなっていくと、おかしくなったってきっとわかんないんだろうなあ。 レイラ(だと思う)絵も好きです。最後読み終わったと同時にレイラの絵が出てくると ゾゾッとしました。 本ではなく携帯で読むなら読めそう。こんな風に感じさせてもらったサトミッチさんの作品。次回も楽しみにしています。
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