Satori

不思議な世界に引き込まれ、あっという間に読み終わってしまいました。 これがほぼ処女作ですと……?! と衝撃を受けるほど、情感あふれる綺麗な文章です。 【『嘘』と『真実』、『現実』と『非現実』のボーダーライン】 キャッチからもどこか幻想的な物語であることが窺えるのですが、いやー……すっかりやられました(笑) 彼の家に行く時の玉城の不思議な気持ちの変化と、道すがらの情景からも美しさを感じるあの空間はまさに非現実。そこでの行動や謎めいた言動も、独特の雰囲気を持つリクだからこそ読者は受け入れてしまうのですが……、その実は。 途中からボーダーラインを見失いそうになるのですが、真実が見えてきてからの伏線回収が気持ちがよかった! これがここと繋がるのか!とか、不思議エピソードの裏側にあったのは優しさだったのか!とか(←limeさん、どれのこと言ってるかわかります?(笑)) そして手紙のエピソードにやられた><; 人柄が見えるとどうしようもなく愛おしくなり、そしてもっと知りたいと思ってしまうのです。 あの不可侵領域に入り込んだ玉ちゃんはほんとうにすごい(笑)羨ましい。 ほんとうに最後の最後まで読まないと掴みきれない、謎解きだけじゃ終わらないミステリー小説。短編ながらも読み応えのある作品でした☆ 続編に期待!
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Satoriさん、『RIKU』にこんな温かいレビュー、本当にありがとうございました! 今読み返すと、サブたちの書き方がいい加減過ぎたと反省の嵐なんですが、でもこのシリーズの最初であり、玉城とリクの記念すべき出会い編なので、削ることもできず。 でも、私が気に入っている部分をSatoriさんがすべて好印象に受け取ってくださったことが、本当にうれしいです。 えへへ。わかります、あの青りんごですよね^^ あの女の子の存在はちょっとファンタジーになり過ぎたと反省してるんですが、あのエピソードを消すのが惜しくて、そのままにしてしまいました。(第2章から、けっこうリアルな物語になっていくので、タッチの差
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