エブリスタ
さがす
本棚
通知
メニュー
コメント
明け方の眠り姫
Satori
2016/1/31 1:06
イベントコラボレーション作品ということで、美森さんの作品の後に読ませていただきました。 元々話を一通り読んでいたので、夏希サイドの答え合わせのような感覚で読み始めたのですが、両作品読むことで二人の心の繋がりが補完され、これが恋愛作品でコラボレーションをする面白さなのかと納得いたしました。 素直さや優しさの裏側にある葛藤が見えたとき、要も夏希と似た価値観の人間だったのだなと思った。 彼らがそれぞれに『ずるさ』と呼ぶものはよく似ている。 抱えている問題から逃げてはならないと、愚直なほど真正面からぶつかって、結果傷を抱え込む。 バランスをとろうと心のどこかで癒しを求めることすら後ろめたく感じてしまうのは、二人の心が真っ直ぐだったからなのかなと。 何となしに始まったように見えた恋の理由。 潜在的に持つ性格の類似が、気になる人から心を許せる人へと発展させる後押しになっていたのかも知れないですね。 最後まで楽しく読ませていただきました。 表紙の優しい絵柄ともマッチした、素敵な作品でした。
いいね
・
5件
コメント
・1件
砂原雑音
2016/1/31 10:17
丁寧に読みこんでくださったレビュー、ありがとうございます! この作品では互いの共有のシーン以外のそれぞれのシーンについては、想像の範囲のみだったので互いの作品を読むまで私も気付きませんでした。 おっしゃる通りこの二人の「狡さ」の基準が、とても良く似ている。 それは偶然なのか美森さんと二人でプロットを考えている間に自然と植え付けられたものだったのか、私にもわかりません。 だけど美森さんの書かれた夏希sideを読みその事に気が付いた時、思わずジーンを涙が出そうになりました。 私達が考えた話なのに、私の気付かないところで この二人は出会うべくして出会ったような、惹かれ合うのは当然のこと
いいね
・
2件
コメント
前へ
/
1ページ
1件
次へ
Satori