大人向け童話イベント「お姫さまが登場するお話」 /_event_view?e=146846 の、宣伝も兼ねたレビューです^ ^ ネタバレを含みますので、作品を読んだ後に、こちらのレビューを読んでいただけると嬉しいです。 さて本作は、 みんな大好き『姫とナイト』のラブ展開! 物語の基本である出会い、そして障壁が非常にわかりやすい構成になっています^ ^ 美しく愛らしく可哀想な運命にある姫に、 強く美しく理知的な騎士が寄り添う。 そして立ちはだかる悪い王(父) 王道の恋に、にやけてしまう人は多いはず^ ^ が、ラストまで読んでしまうとまさかのブラック騎士。いや、初めから黒騎士なんですけど笑 めでたしめでたしだけど、 ホントにそれでよかったの? そんなふうに考えさせてくれる物語だと思います^ ^ ここから先は作者さまへ↓ 今回、イベント参加作品へのレビューは、なるべく『褒めるだけ』にならないようにと考えています。 本作で私が感じたのは、 よくも悪くも『美しすぎること』? 美しい姫、美しい騎士、なんかもう毒殺さえも美しい。 もちろん、姫の愚かさ、腐敗した王の感情、廃れていく国など『美しくないもの』もしっかり書かれているし、 うわべだけの美しさをあえて描いている部分もあると思いますが。 深みというんでしょうか、 姫が毒を手に葛藤しながらも、想いに負けていく姿とか、 騎士が計画に費やした努力とか、 なんかこう、汗くさいというか、『生まれつきではない美しさ』みたいなのがあると、さらに重厚な作品になるのかな?と思います。 美しさや運命に頼る手法は、わりと女子にありがちで、実際に女子ウケも良く、 私も好きだし、よくやってしまう笑 少女漫画は運命に選ばれしもの、 少年漫画は運命に打ち勝つもの、 が、ベースとして多いのも、この辺の男女の感覚の違いなのかも。 とはいえ、五千文字以内の童話ですから、そんなに彫り込んで深みを出すのは不可能とも思います^ ^ 汗だくになって暗躍する黒騎士の姿を描くのは、この童話のテイストと違いますし笑 もし私が長編にするなら、その辺に気をつけて書くかな? といった程度の話です。 泥まみれで毒薬を手に入れ、馴染みの安酒場で「今度の仕事はデカイぜ。俺は必ず王になる」とか言いながら、祝杯を上げるシェム、どうでしょう?←妄想。笑 色々考えさせられ、とても面白かったです^ ^ 読ませていただき、ありがとうございました!
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(*^^*)金子さぁん♪レビューをありがとうです! なるほどなるほど。^_^さすが金子さん。 「美しすぎる」という感想。 美しく書きたいなぁと、結構意識して書いていたかも。(^^;; 少女漫画に出てくる「お姫様」のキラキラしてるイメージや雰囲気が好きで、思い浮かべてほしいという思いがありました。(^ ^) 「姫の葛藤」……うん、あの辺りはね、実は私の頭の中では昼ドラの展開のようにドロドロしたものも浮かんでたりもした。笑(^^;; でもそれを書いちゃうと童話とはまた違うものになりそうで。……^_^ あ、 でも汗だくの黒騎士は私の中には無かった……(^◇^;) 安酒場( ̄▽ ̄)……
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そうそう、書き始めると全然童話じゃなくなっちゃうんですよね(´Д` ) だから本作はこれでしっかり完成している物語だと思いますよ^ ^! ここからはレビューに関係なくなってくる内容です。 ことはりこさまの作品を読んで、 読んでいるときには特に考えなかったんですが、 読み終わって、さあレビュー書くぞとなった時、 私は自分の作品のことを結構考えました。 金子は実は、以前にエブリスタで公開していた『白いイカロス』は、 現状、駄作とまでは言わないまでも、改善点がかなり多いと思っているのです。 その改善点の一つとして、 『美しすぎる』 というものがあり、 私が自分の作品に対してこれを敏感に
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