大人向け童話イベント「お姫さまが登場するお話」/_event_view?e=146846 の、宣伝も兼ねたレビューです^ ^ ネタバレを含みますので、作品を読んだ後に、こちらのレビューを読んでいただけると嬉しいです。 さて、本作は 正直=正解 ではないのだ、と、思い出させてくれる物語^ ^ 姫の淡々とした様子が眼に浮かぶようです。 正しいと思ったことを言い続ける姫は、本当に『正直』なのか? 考えてみたくなる作品だと思います。 ぜひ皆さんも、正しさについて振り返ってみてください^ ^ 下記は作者さま向けの内容です↓ なるべく褒めるだけのレビューにならないようにと考えているので、少し気になったことも書きます^ ^ 正直、という言葉について。 『思ったことを素直に告げること』 と 『真実や正解を告げること』 は、 別のものであると思います。 本作では、あえて、それを両方とも『正直姫』の発言に含ませている、と読み取りました。 姫は正しいことを言おうと思っている ↓ 頭が良いから正解がわかる ↓ 正解=正しいと思うのでそのまま発言 この流れが根本にあると仮定して、 書き手としては『そうじゃないんだよ(気遣いも必要とか?)』と伝えたいのだと思いますが、何か違和感がある。 序盤に『嘘が嫌いだから正直姫』とあります。 しかし姫が会議で重宝されていたのは、『嘘をつかない正直姫だったから』ではなく、『間違ったことを言わない正解姫だったから』。 これ(国民が姫を正解姫ではなく正直姫と呼んでしまったこと)こそが、本作の『全ての始まり』だと思いますから、『悪い大人』は『そこを間違えた国民』だと、私は思いました^ ^ 「私に国を統べる者としての器が~弁明の余地も~。出ていきたくば~引き留めは~」 きっと正直姫は、今日も正しい事を言う~。 "自身が正しいと思った事を、嘘偽りなく、ありのままに" この辺りも私は『正直』ではなく『正解・正論』だなと感じました。 結局全編において、 正直姫の『正直な気持ち・感情』は正解や正論に殺され、ほとんど明かされていない。 私は正直姫は、正直ではなかったと思っています^ ^ なので、和美さまがもし、正直姫は正直過ぎた、と、読者に伝えたかったのであれば、どこかに修正してもいいところがあるような気はします。 正直ではなかったと思っていらっしゃるようなら、問題ありません^ ^ 文字数が(´Д` ) ありがとうございました!
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おはよーございます(*^^*) む、私が一番の悪と心で思ってた存在に気付くとは(;゜∀゜) さすがです(//∇//) ん~なるほど。 私は、童話の中では、『正直者=正しい人』という図式を念頭あって、真逆に 『嘘つき者=悪い人』 みたいな考えでした。 なので、正しい意見を言う人は絶対に正直者で 悪いことを言う人は、常に嘘つきな人で と考えていたのですが、なるほと、改めて言われてみると、そういう風にとれるんですね(*^^*) ん~これは私の文章力不足です(..) やっぱり、レビューもらえると色々分かってありがたいですね(*^^*)
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うんうん、 確かに童話の中では、『正直者=正しい人』で『嘘つき者=悪い人』、というのはすごくありますよね。 ただ今回は、むしろそこが『そうではなくて、時には気遣いのある嘘(王様にアンタはいらないと言ったりしない。戦っている臣下を見捨てず対応することなど)も必要ではないか?』という内容に感じたので、 そこに違和感があったのかもしれません^ ^ 文章力に関しては不足を感じなかったので、今回私が感じたことを認識している状態で執筆されるとまた何か変わるような気もします。 でも、読み物としてちゃんと面白い作品だったので、今回私が感じたことはそんなに気にしないでいいと思います~^ ^ 本当に、良い
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