藤白 圭

永遠と死。 完全と不完全。 相反するものが見事に融合し合った物語。 作者様の博識っぷりも相変わらず目を見張るものがありますが、それ以上に、アダムの喉骨がこうも切なく描かれるとは、流石としかいいようがありません。 考えてみれば、アダムの肋骨によってイヴは生み出されたところからも、ひときわ孤独に弱い者であり、人というものは、神によって一人では生きてはいけないように創りだされたものなのかもしれない。 そして、喉仏がヨーロッパではアダムのリンゴと言われるように、罪を犯したアダムはその罪である「リンゴ」を喉を詰まらせて亡くなる。 喉骨は、ある意味、「罪」をよく知るモノ。 だからこそ、不完全だからこそ、迷い、欲に走る罪深き者を、例え大切な人であろうと許さず葬り去ったのでしょうか。 死よりも孤独を嫌い、怖がりながらも、その中にある「善」と「愛」を感じさせて頂きました。 色々と憶測出来る丹一ワールド。 付随する聖書の話や神話と共に読むと、一層深みが増す至極の作品。 堪能させて頂きました。
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快紗瑠さん、こんばんは(ΦωΦ) 最高のレビューありがとうございます。 もうテンコモリの考察に圧倒されています。 けだし快紗瑠さんのレビューのとおりで、そこまでに至らない自分の器量が悔やまれます。 まあ、そこは弛まず精進というわけで、また宜しくお願い致します。
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いやいや。 充分、丹さん。 そこまで昇華しきってますって!! つか、どんだけ勉強や調査してるんですか!!と、叫びたいくらいに、まじで丹さん。 賢すぎますぜい!! その脳ミソ。 分けてください←切実
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