藤白 圭

読後。 昔、悪戯電話に対抗して、変態っぽい電話にイカレた対応をして撃退した後の爽快感を思い出しました。 こういう話。 きっと実際にこういった撃退法を身に着けている人もいるような気がします。 ただ。 このお話。 二通りに受け取れるところがミソかなぁとも思いました。 実際に息子さんを亡くされ、嘘でもいいから声が聞きたい。 心配したいという気持ち。 もう一つは、結婚もせずに定年まで働いたキャリアウーマンの、孤独を埋める一瞬であり、母親というものを疑似体験出来たという気持ち。 どちらも切ないなぁと、読後、しんみりとさせて頂きました。 素敵な作品をありがとうございます。
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わぁぁ!な、なんて鋭い観察眼! ご推察のとおり、この話は息子が欲しかった私が、甥っ子と接して、母を疑似体験してみたいというものから生まれたものでした。 それだけでは読者の共感を得られるのは難しいだろうと、息子を亡くした母親の設定にしたんです。 恐るべし!心理職! ビックリぽんのレビューありがとうございました!!

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