(応援) 作品を作り出す想い。 綻びのない緻密な設定とストーリー、巧技な構成に魅了される読み応えのある作品です。 作品に触れ、その作品を生み出した人物に興味を持つこと、そしてその人を好きになること、それはとても素敵なことだと思います。 しかし、有名な作家の作品だから素晴らしい、あの人の作品だから好きだ、ということには違和感を感じます。 作品そのものに籠められた想い、メッセージを感じ、純粋に「好きだ」と大切に思うこと、作家の知名度や周囲の評価に関係なく、その作品に出会えたことで、自分がどう感じたのかが重要なのだと思いました。 また、創作をする側として、何を想い、何を伝えたくて、何を感じてもらいたくて、作品を生み出すのか。 お金のため? 認められたいから? 自己主張? 誰かに喜んで欲しいから? 創作をするのが苦しくなったとき、何を生み出し、何を伝えたいのか、出発点に戻って考えてみるといいのかもしれません。 とても考えさせられました。 My words fly up, my thoughts remain below. Words without thoughts never to heaven go. お話の中で、ジャックは何度もドキリとするセリフを言います。 ──名前なんてひとつの記号 ──魂のないものに人の心を打つことはできない ──作品に籠められた意図を理解するにはそのくらいの勉強はしないとさ 彼は何を伝えたかったのか─…? この地球上の生物のなかで、人間だけが物語を必要とします。 芸術や作品に触れて何かを感じること、そして自分で何かを生み出し、伝えること、残すこと。 それは人生でとても価値のあるものだと思います。 素敵な作品に出会えたことに感謝します。 読ませていただき、ありがとうございました。
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文章や言葉回し、雰囲気── これらは今までに私の作品を褒めてくださった方から多く頂戴したお言葉です。 けれど、そこからさらに深い、本当に深いところまで作品の中身を見つめて、感じてくださったこと……とても嬉しく思います。ありがとうございます。 何のために創作をするのか 人によって理由も目的も千差万別だと思いますが 創作によって自身の欲を叶えるのではなく、自分の中にある情熱を創作によって昇華させる── 表現方法のひとつとして自己と向き合う── そんなふうに在りたいと思いながら書いた作品でした。 ジャックが投げかけた渾身の魂の叫びを真摯に受けとめてくださり、本当にありがとうございま
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