樫横まいみ

「自分のしたいことも分からない。毎日、同じことの繰り返し。そんな人生、つまらないじゃない」 今の自分に満足していない。いつかは脱したい。けれど今はそこまでの気力がなくて、惰性で続けてしまう毎日。 現状は苦しいけれど、流されていれば楽でもある。 打破するエネルギーをくれるのは、 ひとつの出会い。ひとりの存在。 「・・・の生活から脱するまで、傍にいてもらいたい」というセリフが、とても響きました。 男ふたりの微妙な関係。 かけあいのおもしろさ。 素直になれず意地を張る姿の、かわいらしさ。愛おしさ。 謎。 まさかの展開。 この作者さんの得意なものを、あれもこれも楽しめる作品です。 スエキくんの想いが丁寧に書かれているぶん、余計に「鮫島さん視点も読みたい」という気持ちが出てきますが…… そこは、読者の想像と妄想で補っております。
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貴重なご感想、本当にありがとうございます☆ あれ、かしょこさん 洋世、お気に召しました?(笑)

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