冴月希衣

渇ききった空虚な心を、熱く震わせてくれる夏の出会い。 これが、何者にも縛られない自由な立場であれば、このラストはなかったのでしょうか。 それとも、逆なのかな? 心は自由なのだから、夏を見送るのと同じように終わらせる必要は、なかった? 読み返す度に、ヒロインの心情に迫ろうとすればするほどに、答えが曖昧になってしまう。 それは、私自身が『大人の狡さ』を知っているから、なのでしょうか。 大人の女は、狡い。 そして、寂しい女は弱い。 けれど、『狡さ』も『弱さ』も隠して笑うことが出来るのも、『大人』。 『甘い蜜』から滴り落ちる毒は、ふたりともに平等に染み込んだ訳じゃなかった。 ただ、それだけのこと、だったのでしょうか。 潤さんの紡がれる文章は、いつも情景を鮮明に、事細かに浮かび上がらせて、作品世界に入り込ませてくれます。 が、この作品は、匂いや雑音だけでなく、空気の密度までをも感じ取らせてくれるのです。 だから、何度も読み返してしまうのだと思います。 潤さん、いつも素敵な作品をありがとうございます(*´▽`*) あ、コブクロの『流星』、私も好き(〃ω〃)
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慧ちゃん、こんにちは。 素敵なレビュー、本当にありがとうございました。 「大人の狡さ」に着目してもらって、とても嬉しかったです。 このレビューだけでもう、ひとつの物語になりそうな気がします。 私も久しぶりにこのお話を読み返してみて、続きが書きたくなりました。 そんな創作意欲もくださって、ありがとうございました。 感謝をこめて。
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潤さん、こんにちは~♪ 一応、お約束のアレのつもりで捧げさせていただきましたー( ´艸`) でも、せっかく書くのだから、お気に入りの作品をと思って、何度も読み返してる『流星』に(〃▽〃) 潤さんの文章、描写、行間の余韻。 どれも好きです。 続きが読めるかもしれないなんて、今めちゃめちゃテンション上がってるよー(笑) またお邪魔させてくださいね(´▽`)
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