いつもながら、流麗な語り口とスリリングな展開にドキドキしながらご拝読させて頂きました! 静かにゆっくりゆっくりとじわじわ忍び寄る恐怖に戦慄を覚えました。 謎の散りばめ方、物語の組み立て方がいつもながら大変見事です! これが快紗瑠様の持ち味であり魅力の一つだと思います。 そして、あちこちに出て来る専門用語や専門知識の記述が、より物語にリアル感と深みを与えています。 まず、主人公は双子と聞いて愕然とします。 そして過去の自身の家系を思い浮かべます。 恐らく代々、双子を宿す血筋という事なのでしょうか。 そして代々、その母親の胎内で男児が亡くなり女児だけがが生き残り、この世に産み落とされ…。 それが綿々と繰り返される家系…。 主人公は、幼き頃からその事を周りから語られ、少し半信半疑だったのではないでしょうか。 自分だけは、そうじゃないと…そう思いたかったのではないでしょうか。 しかし、結果はやはり自分も双子を宿してしまった。 私個人的には、なぜか雌が雄を食べてしまうというカマキリの姿が浮かんでしまいました。 (何とも飛躍し過ぎた発想で申し訳ありません汗) ホラーとミステリー両方の要素を内包した『赤の記憶』というタイトルにもセンスの良さを感じます。 今回の作品は、あえて肝心の『秘密』の全貌をはっきりとは明かさずに読者の想像に委ねるスタイルを取っていますが… 私もいろいろと想像を膨らませ、いくつかの仮説を立てましたが、どれもおぞましくてザワザワ来ました。 いやはや、凄いお話を考えましたね! まさに驚愕と恐怖が、ないまぜになって思考に事欠かない恐るべき作品です!! ありがとうございました!!
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にいださん。 素敵なレビューをありがとうございます。 物凄く深いところまで読んでくださった上に、こんなにも嬉しい言葉の数々をくださり、本当に嬉しいです。 これを励みに更に精進したいと思います。 この度は本当にありがとうございました。

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