女郎花

(応援) 実は、案外身近な生活の中に潜んでいそうな、それでいて衝撃的な問題を含んだお話を、とても面白く展開させていて手に汗を握りました。 プロット段階から、かなり綿密に練った上で執筆に向かったと想像できるラストの着地の安定感にも唸りました。 時系列なども含め、複雑な構成のお話にもかかわらず読者サイドにとても丁寧でわかりやすく、矛盾点や疑問点やツッコミどころなど無いタイトなストーリー展開、伏線の生かしかた、更に主要人物たちの揺れ動く複雑な心情描写も繊細でありながらスッと読み手の心に入ってくる文章で飽きさせることもなく、常に前のめりになって読み進めてしまうことになる後半からクライマックスにかけてまでが見事。 主要人物たちのメンタル的にもフィジカル的にも? そしてそれらをビジュアル的に思い浮かべた読者としてもキツイ内容なのに、ラストに用意された『人が持つ本来の優しさや“情”』に、心底あたためられた気持ちになります。 パーフェクトな幸福よりも、不幸であったり不完全な中に灯るわずかな幸福感にこそ、人生の拠り所になるような暗がりを照らす役割があるように感じて仕方がありません。 悲劇の先に見えた小さな希望のひかりのあたたかさを、これから読む読者様にも味わってもらいたい、秀逸な作品だなと大袈裟でなく個人的には思いました! m(__)m
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女郎花さん~、この重くて長いお話をとてもとても丁寧に読んでくださって、本当に嬉しかったです。 そしてさらに、こんなに嬉しいレビューを頂いて、読みながらウルウルです(;_;)。 この物語は、私の作品にしては登場人物も多いし、それぞれの悩みも深刻だったことも有り、プロットが出来上がるまでに2年、執筆に半年もかかってしまいました。 夢中で書いていたので、その出来がどうなのか、どんな印象を与えるのか、すごく不安でしたが、そうやって温かいお言葉をもらえて、ものすごくほっとしました。 まだ描写面などでは稚拙な面もあると自覚していますが、この作品も今思えば、自分の大事な作品になった気がします。 いやい
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>>プロットが出来上がるまでに2年、執筆に半年もかかってしまいました。 やはり……そんな感じがしました。 もう。本当に手に汗握る展開で面白かったです! ローマは一日にしてならず、、ですね。 Σ(´□`;)お疲れさま! たくさんの人に読んで欲しいですね。 (^^)
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