大層な髭に睨みをきかせ、皆に一目置かれる蔵人所の公達藤原光成。 しかし、実は付け髭を外すと絶世の美女とまがう艶やかさ。 そうとは知らない源建は、愛しの撫子の君と思い込み、落としにかかるのですが、髪は短いし、体格もちがうだろうに、正体に気付かない。そんなおバカさんで、まっすぐなところが建はかわいいと思いました。 きっと人を疑わない無垢な優しさが、光成の心を掴んでしまったのでしょうね。 月を見上げて建を思い出す光成の姿には、彼の一番純粋な気持ちがあらわれている気がして、このお話で一番美しいと思いました。 そして、踏み込んできた建に、冷静に対処しようにも、恋の魔法と、建の度を超えた純情が邪魔をして、押される一方の光成のかわいいこと。また、描き方の刺激的なこと。いろいろドキドキしてしまいました(*ノェノ) 月を見上げる場面ともう一つ印象的だったのが、「薔薇」の章で「愛しい御方」につい反応してしまい、建の名を呼んでしまった場面です。 あまり感想を書きすぎると、このレビューを読まれた方に、描かせていただいているコラボコミックを読む時、先入観が入ってしまうと思うので、書きづらいのですが、光成の真面目さと純粋さと、嘘をつけない建への一途な想いがあらわれていて、このシーンもとても好きです。 どれくらい好きかは、コラボコミックを見ていただけたら・・・。 それから、撫子の君について。 どんな平安美女になるのかと思ったら、兄が大好きで、よく動く、健気で元気な姫君で、とても好きになりました。兄を甲斐甲斐しくお世話するシーンも描きたかった(泣) この撫子と武弥が絶妙に声がハモるところはかなりツボりました。 ストーリーの組み立てもですが、平安時代について細かいところまでよく調べられていて、私はものを知らずに教えてもらうことばかりで、慧ちゃんはいつも本当に努力家だと思います。 他にもたくさん感想を書きたいのですが、書けば書くほど、コミックのネタバレなので、この辺で、筆を降ろさせていただきます。 素敵なお話、ありがとうございました。打ち合わせ中は大口も叩きすみませんでした。感想の続きは、コラボコミックの脱稿後に。
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レビューありがとう! 確か最初の打ち合わせでは主役じゃなかったよね、光成w そして、びーえるでもなかった← heiちゃんとの打ち合わせの中で、どんどんキャラが肉付けされていく過程は、本当に楽しかったです。 おかげで、登場キャラ、皆濃ゆくなったwww 『薔薇』のあの二つのシーンは、私もお気に入りで。 普段はひねくれてて目つきの悪い外見で隠してる光成の剥き身の部分、まっさらで綺麗な幼子のような純粋さを月影の美しさと合わせて伝えたかったシーンでした。 建の告白のシーンもそう。人違いだと分かっているのにね。 可愛いやつだな光成、と思いながら書いてました( ̄∇ ̄*) なので、そこを気に入ってもら
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そうそう、だんだん撫子の君の影が薄くなっちゃったよねw 私もBLにするつもりなかったけど、慧ちゃんとのやりとりが楽しくて、ついにやってしまったなあwww まだまだ読ませてもらいたいよ( ≧∀≦)ノ コミック版もがんばります!
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