かおる

毎冬届く故郷の懐かしい豆腐。美味しくいただきながらも… これって、いったい誰から? 日常のありふれた出来事の中に、ふと湧いた一つの小さな疑問から思い起こされる過去と久しぶりに尋ねた現在の故郷の様子を淡々とした文章で綴っているだけなのに、なぜか不可思議な世界に迷い込んだような感覚に捉われます。 妖しが出てくるわけでもなく、幻想的な作風に読者を取り込めるのは、時の流れですらゆるりと思わせてしまう表現力を持つ作者の筆致ならではでしょう。 謎は謎のままに… 一瞬だけ夢を見ていたのかな?と思わせられるような作品です。
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レビューありがとうございます。 かおるさんにレビューをいただくと「あぁ、もっとこうすれればよかった…」と思うことばかりで勉強になります(`・ω・´)

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