夕凪もぐら

ヴィンテージ感漂う時代背景。 あ、どーも。もぐらです。 古き良き霧の都ロンドンを想像しながら読みました。雰囲気が良かったのです。 世界名作劇場を大人にした感じ。 時代背景について。 『日曜だけ女も入れるクラブ』とかでは、歴史に詳しくないぼくには、いつ頃の時代なのかしっくりこないのです。 完全にもぐらが昔通っていた悪の巣窟みたいな、DJが皿を回すクラブをイメージしてしまいました。 産業革命前後くらいでしょうか。 後なら例えば蒸気機関とかわかりやすいの欲しかったのですが、無いのでそれより前ですかね。 馬車がでてますが、いつ頃まで街に馬車が走っていたのかちょっとぼくには定かでないですし。 新聞が大衆向けのものでなくて、富豪層の為の高級品であったなら、17世紀くらいですかね。 『以下少しだけネタバレ』 さてストーリーのお話。 新聞王の孫は、彼の居場所を結局知っていながら、ずっと探している振りをしていたわけなのですが、なんとなく気づかないのは主人公だけで、読者はうすうす登場人物の数とかなんやら、そんな打算的な理由で確信に近いところにたどり着いているのではないでしょうか。 この作品の魅力は、そもそもその手のミステリアスな要素よりも、芝居がかった台詞回しの素晴らしさや、風情ある言葉選び、劇的なラストにあると思うんですが、新聞王って単語がありましたので、その辺りのジャーナリズムとかも掘り下げられたら良かったかなって思います。 とかなんとか色々いいましたが、 まるで舞台でお芝居を見ているような素晴らしい感覚の物語でした。
・3件
こんにちはもぐさん、いつもお世話になってます。 今回の企画作品にも、感想、ご意見、色々頂けてありがたい限りです。 霧の都・ロンドン。大好きな舞台で、大好きな時代背景で今回も趣味に走りすぎたので、読者様はさぞついてくるのが大変だっただろうなと思いつつアップした駄目作者です。合掌。 さてさて真剣にコメントくださったもぐさんに、私も真剣にお返事させて頂きたいと思います。 まず時代背景や舞台について。 「日曜だけ女も入れるクラブ」、これは私としてもどう書こうか迷いどころでした。 現代日本で「クラブ」と言うと、真っ先に浮かぶのがもぐさんの仰る通りDJがフィーバーナイトしてるようなクラブが主流ですもの
2件
←続き 続いてストーリーについてですが、まったく仰る通り。 読者様はこれ気付くだろ、と思いながら書いてました。序盤のあの辺でミスリードを狙おうとするも、最初で出してしまったので逆に怪しく思われることでしょう。 とは言え、ラストへのスパイスになっていれば個人的には十分かな、とも。 二人の会話の応酬と古きよき英国の雰囲気を、芳しい紅茶のように味わって頂きたい作品なので。あくまでミステリではなく時代小説ですしね。 しかし、新聞王とジャーナリズムを掘り下げる…うん、ここは盲点でした。 確かにその辺をもう少し掘り下げて押し出せば、設定倒れ感も無く世界観も深めつつ読者様も楽しめたかもしれませんね。 今
1件

/1ページ

1件