藤白 圭

何度も出てくるフレーズ。 「懐かしさ」を感じる相手。 最初はどこかで出会ったことがあったり、初恋の相手なのかとも思いましたが、読後、「あぁ。彼らはソウルメイトであり、何度生まれ変わってもどんな障害があっても乗り越えて一緒になる運命だったんだな」と思いました。 運命の悪戯から、間違った結婚をしてしまった彼。 そして、彼に執着する嫁。 主人公が既婚者を愛してしまう前に、何で、気持ちを止められなかったのか。 色々ともどかしく苛立つ部分を感じながらも、それでも、作者の描く細やかな心理描写ゆえ、不倫はよくないとは分かっていながらも、止められない「気持ち」というものも理解出来てしまい、ついつい主人公に肩入れして読んでしまいました。 不倫は障がいがあるからこそ、互いに秘密を抱えるからこそ、燃える。 そんな風に考えていた自分の価値観を、見事の覆してくれる作品でした。 勿論、不倫を肯定するつもりはありません。 ですが、「計算」や「自己犠牲」、「利己主義」といったもので成り立つ婚姻関係は不幸しか生まない。 そこに愛がないのであれば、あとはか派生した「純粋」に相手を思い合う気持ちを成就させてあげたいと思ってしまうのが人情。 二人が幸せになれたことで、誰も不幸にならないというオチがとても素敵でした。 「追伸」 主人公を影で支えて来た同期二人の物語もまた、気になる所です。
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快紗瑠さん…! まさか、あの快紗瑠さんに私の駄作を読んでいただけるとは… そして、まさかまさか レビューをいただけるとは… クリエ活動やって良かった(。´Д⊂) ウワァァァン!! めちゃくちゃ嬉しいですっ!! 初のシリアス路線で、書いていても暗くて重くて何度も完結を諦めようと思いました。 頑張って書いてヨカッタ…(T_T) 私の話なんかよりレビューの方が遥かに素敵で、作品とのギャップに皆さんにガッカリしないかな… レビューの内容に感動して 泣きそうになりました。 幸せを噛み締めながら、これからも頑張ります! お忙しいのにお立ち寄りくださり、本当にありがとうございました。 心から
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いやいやΣ(゜Д゜) 自分のように稚拙なレビューでは、いいところを書ききれなかったのですが、全員が膿をだし、前向きになれる禁断の愛からのハッピーエンドもあるんだなぁーっと、ちょっと目から鱗でした。 倫理にあらず。 それが不倫。 しかし、人の気持ちは理性で止められないからこそ、愛へと変わるわけだし、不倫の定義はそこに無責任が生じた場合なのかもしれません。 お互いや周りの人達との関係にも責任を取れるなら、不倫ではなく真実の愛になるのかなぁと。 素敵な作品に出会えてこちらこそ嬉しかったです。 ありがとうございました。
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