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願わくば花の下にて春死なん
清水 誉
2017/2/10 21:22
「死ぬことは痛いほど怖いけれど、生きることはもっと怖い。意味を探すよりも、痛みを感じている方が楽なのよ」 この言葉が、読んだ後でも心に響きます。 悦子さんは、死ぬことなど何も怖くなかったのでしょうね。それよりも、ご主人のいない世界で生きていく事の方が、よほど辛かったのでしょう。 何度も読んでも、まだ奥まで見えない。 恨み言を言っても、夫を殺したと言っても。 悦子さんが話す言葉は、全てご主人を慕う言霊に聞こえます。 今生の見納めにご主人との馴れ初めの桜の元に戻るなんて、羨ましい限りです。 ここまで自分はツレに想われているのだろうか。 ふとそんな事も考えました。 作者様の深い知識に感動します。 和歌の世界では暦は旧暦だと聞きます。お釈迦様の命日2月15日を旧暦とすると、今年で言えば、これは3月の始め頃の出来事。 そういう時間軸まで計算したのかな、と1人興奮してしまいました(笑)
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丹一
2017/2/10 21:38
清水さん、珠玉のレビューありがとうございます。 歳を経ても素敵な女の人って良いですよね。 一応、モデルになった山桜は3月初旬だと蕾なので、このような描写になりました(ΦωΦ)
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清水 誉
2017/2/10 22:49
この桜の話を読んでしまって、自分が考えてたものがカスみたいな内容で困ってしまいました(笑)
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