丹一

この純愛小説は、「ダンジョン」だ。 そして、この未熟なレビューを見ないでください。 この物語を深夜に読む。 春風のような余韻を胸に眠りについた。 しかしどうだろう。一晩あけて胸は春一番に見舞われたように、大きくゆらいでいた。 この小説は、素晴らしい? とても感動した? 爽やかな気分になった?  それではこの胸の焦燥感は何だろう。 嗚呼、呪うべきはおのれの語彙の少なさか。 今もそれを表現する言葉を探して、不思議のダンジョンを彷徨っているのだ。 ある小説指南書にこうある。 「良い小説とは、それぞれの読者がそれぞれに違う魅力を発見できるだけでなく、初めて読んだ時と再読した時とでは、別の良さが見いだせたる。 つまり楽譜のように小説だ。」 その言でいくと、この小説は「音楽」でもある。 嗚呼、また呪うべきは作者かな。 そしてあきらかに狙っている。 読む者の思惑をことごとく欺く手腕は、生来のドSたる性格が所以か。 哀れな読者はその恣意の糸に絡め取られて餌食になる。 それでいくと、この小説は「蜘蛛の巣」であろうか。 いずれにしても、この小説は言語に尽くしがたい物語だ。 移ろいゆくわずかな時間のきらめきを、鮮やかな描写で切りとった卓越した純愛小説なのである。 嗚呼、全能なる作者様、どうか哀れな迷い人をお救いください。
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ぐはぁぁぁあっΣ(・ω・ノ)ノ! こ、これが世に言う「褒め殺し」 恐るべき技をお持ちなたんいっつぁん……読めば読む程……ぐはぁぁぁぁっ(吐血) 作品以上に深くも美しいレビューに全身鳥肌がたちましたよ。 正直。 ホントは中編から長編でファンタジーホラーを絡めた物語で、重い病で病室から出られない女の子が、誰かに自分の存在に気が付いて欲しいと願った紙吹雪で男の子と出会い、途中、色んな出来事がありつつ、最後は「彼女」の方からメールが来るというオチだったんですよ。 ですが……あまりにも歯が浮く作品だったものでして。 妄想コンテスト用に短くするために、オチも変えちゃいました。 途中、何度も、どっ
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その発作は理解できるわー(ノД`)←オイ!

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