月弓 ゆえ

レビューさせていただく事に躊躇しながら数日が経過いたしました。 こんなに胸が苦しくなる純愛小説に出会った事がなかったのです。小説に、こんなに感情移入した事がなかったのです。 始まりは薄紅色。 柔らかな表現や豊かな描写に心を奪われます。まるで自分が主人公になったのではないかという錯覚。心地良く読み進めます。 重要なアイテムである名前にも気付かないくらい、美しさや優しさ、ふたりの淡いやり取りの虜になってしまいます。 病や、そことの葛藤ですら、こんなに美しく描けるなんて。作者さまは何者かと思ってしまいます。 けれど、読み終えると白一色。 スタート地点に戻ってきたような感覚になりました。希望あるスタートとも考えられるしあるいは、と考えさせられました。 そのラストシーンは好きに妄想していいよ、快紗瑠さまの声が聞こえてきそうです。 快紗瑠さま。 わたしは病を持っているので他の方とはずれた感覚で読んでしまったかもしれません。けれど、拝読して心の中の何かが変わった事をお伝えしたかったです。 白だもの。どんな色にも染められる、可能性があるんだ。そんな前向きなやつです(o^^o)v 救っていただいて感謝です☆
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ゆえ。さん。 ものすごく素敵で、想いに溢れたレビューをありがとうございました。 このレビューを読んで、本当に。 何度も何度も、ホラーに転換したくなる発作を抑えて頑張って書いた甲斐があったと、目頭が熱くなる思いです。 ゆえ。さんがAAだということを、今日知りまして。 こうやってお知り合いになり、楽しくコメントのやりとりをしていたので、ビックリしました。 自分の家族は癌で結構若くして亡くなる人間が多いのですが、だからこそ、今を精一杯生きたい。 そう思って、何事も楽しむ癖がついてます。 きっと、ゆえ。さんもそうなんだろうなぁ……と、このレビューを読んで、思いました。 自分達はまだまだ白い

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