Nuno

アールとは何者だ!と、それだけを気にしながら読み進めておりました。存在するようなしないような。そのあやふやな存在感が非常にミステリーで、かつちょっとドキドキしたり。 アールの実態が明かされた時。 真実が明らかになった時。 ああ、これは、単に「アールは何者か」だけを追及した物語ではなかったのだと、本当に衝撃を受けました。 (以下ネタバレです) 仕事柄、たくさんのご家族と出会います。 以前お会いしたご家族は、事故で娘さんを亡くされました。 「どうしてもできない」と、遺骨をリビングに置かれてました。どうしてもお墓には入れたくないと。 「本当はいけないんでしょうけどね」と言う母親に、「いいと思います」と答えたのを、今でも鮮明に覚えています。 子どもを亡くした親の痛みは、想像を絶するでしょう。 親子の、家族の絆を、もう一度考えさせられました。 素敵な作品でした。 ありがとうございました。
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Nunoさん、ほんとにほんとに素晴らしいレビューをありがとうございます。 医療現場にいらっしゃるNunoさんの言葉に重みを感じました。 そして、Nunoさんの優しさに、そのお母さんも救われたことと思います。 ずっとありがとうございました。 Nunoさんに勇気づけられました。そして、次へと進む気持ちをいただきました。 ありがとうございます。感謝しています。
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