この物語で私が良かったと思うのは璃桜の仕草や表情の描写の豊かさで、物憂げな様子、悲しそうな表情、儚さがありありと描かれていたことで、彼女の置かれている立場が伝わってくるようでした。 それが全てだと言うと語弊があるのですが、それが全てのような気がします。そんな璃桜が悠然と存在してるからこそ、蒼介や陸という2つの相反する登場人物が立っていたような気がしました。ある意味、魔性の女ですね。 彼女の心情というのは本作ではあまり表に出てきませんが、彼女の仕草や表情、行動から読み解いていくと、本作で初めて発した言葉に心に響くものがあります。 是非、彼女の仕草や表情、行動に注目してください。作者様の豊富な語彙力は勿論のこと、ストーリーの展開だけでは味わえない行間を感じることができると思います。 相変わらず素敵な作品をありがとうございます。 引き続き、頑張ってくださいね!
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ぽぽさん……(´・ω・`) 忙しいのに来てくれて、なんかゴッツいレビューまで…… ありがとう(´っд・。) そして流石の目の付け所。 作者はまさにそこ、璃桜が初めて声をあげたときの言葉に意味を持たせました。 確実に呼び止めるつもりではあった。それでも、やはりはっきりとは発音しなかった。彼女は自分の世界から抜け出せない事を知っていたのです。 もちろん、あそこで読者さまに全て明かすわけにはいかなかったと言うのもありますが。 そして次に彼女が陸にはっきりと答えるシーンで息を呑んで欲しかった。 こんなことをここでつらつら書いてしまうのは野暮という他ありませんが。 そこに心を留めてくださって、ちょっ
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そうそう。1回目は「愛の力だー!…え?」って感じだったけど、2周目にミッキーの言う通り、自分の世界のしがらみ?そんなのを感じて、余計切なくなったな。 私は本作初見だから、陸というよりは蒼なんだけど、レビューとかあとがき読むと陸ってもっとメインキャラのような感じがしたんだけど、なんかのスピンオフ? 久しぶりにエブで読書できたよー。新幹線内ってサイコーだね!
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