深いですね。海よりも深く果てない。 いつかの日、生物を絶えさせたのはやはり人間でしょうね。 代わりに、人の作り出したであろう機械が生みの親をエサにしてその子に与える。 どちらが悪なのか。人をエサにするロボットか、根源の人間か。 その中でも紺碧の海は美しい。 そしてロボット君、遺言を守っているだけと思い込んでいる、いやインプットされているだけのように思えます。だって、その子は君の言葉で、君の海色の瞳で勇気を出して未来に漕ぎ出したのだから。 きっと、ぜったい、ありえないはずの友を想う心が鉄の身体にいつの間にか宿っていた……。 どこまでも美しい海と、答えの出ない醜さ。そんなものが混じり合った、なんとも格調高い作品です。
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兎の助さん、素敵なレビューありがとうございます。 いや、深い。 作者よりも深く考えてくれるなんて、なんて素敵なんでしょう。 シャチとロボットの友情という設定なのに、そこに普遍的なものを見いだしてくれるなんて。 短いだけの拙作ですが、読んでもらえて光栄です_(_^_)_

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