藤白 圭

詩のように語られる想い。 その想いを胸に秘めたる主人公は一体誰なのか。 大海原の中に住むべきなのに、狭い部屋に匿われた彼の言葉の中に、愛情と孤独と虚無感と。 それでいて、温かさを感じずにはいられません。 読むだけでラッセンの絵のような美しい情景ではなく、某映画のラストシーンを思い出してしまいました。 小さな場所ではなく大海原へと旅立つシーンを。 鯱は群れで生きる生物なので本当に孤独が苦手だそうです。 だからこそ、余計に友達という言葉が物凄く響き、そして、たった一匹で名古屋港水族館に来たシャチが、寂しくてイルカと友達になったことも思い出し、思わず目頭が熱くなりました。 人の身勝手さで一人ぼっちにさせられた彼が、最後は母なる海で自由に暮らせることをただただ祈りたくなる物語でした。
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快紗瑠さん、素敵なレビューありがとうございます。 発作的に書いてしまいました。恥の多い人生です、恥骨じゃなくて。 最初の設定はサメでしたが、シャチは会話できると知って急遽のご登場を願いました。 またシャチは魚を追いこんでくれて漁を助けるから、「沖の神」と呼ばれる海獣だそうな。 そんなブラック丹一を読んでもらえて、感謝カンゲキです(ΦωΦ)
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ブラックどころか優しさ溢れるたんいっつぁんっすよ! シャチはわしも幼稚園の時に鴨川シーワールドでシャチに触らせて貰った時から大好きで。 群れでオタリア好き、魚好き、深海まで鮫を沈めて殺して食べる派等、ショクノ好みも違えば、言葉すら違うらしい。 人間でいう民族的なものがあるシャチには、憧れます(*´∀`) そんなシャチをテーマに書いてくれて、しかも、骨太な内容。 すんげぇ良かったっす!! あぁ。 またシャチ見に行こう……←鮫も好きだけど……所詮鮫は軟骨ヤローだしね。恥骨じゃなくて(笑)

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