温かい冒険のお話。主人公のラーシェはたび星で自分がなぜここにいるか分かりません。 本作はそこがひとつのポイントですね。私達、読者はラーシェと共に旅の目的を探す。その目線でお伽話の世界観を味わえるのが本作の魅力だと考えます。 何も分からないまま、始まり、各シーンに現れるキャラクターに導かれていき、少しずつ旅の目的、彼の使命が明らかになっていくのは、読んでて楽しいです。ミステリー読んでる時に感じるあの感覚です。←わかります?笑 そして最後のシーンが素敵ですね。ラーシェには次があるんです。読んでない人は何言ってるか分からないと思いますが、彼には次が見えてるんです。 それがこの作品にガツンと前向きな気持ちを与えてくれる結末で私は好きですね。 心温まるような、前向きになれるような。自分にもなんかの使命があるような……そんな気させてもらえる作品でした。 ありがとうございました^_^
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ぽぽさんレビューありがとうございます(^ ^) おとぎ話のような世界観ですが、これは人々の心の中での現実世界を投影した世界であって、現実に存在するかもしれない世界です。 何言っているかわからんかもですが(笑)、物語の中に入ったあなたは、ラーシェの視点でいっしょに冒険することによって、あなたの中にあなたにしか果たせない大切な使命があることを思い出すのです。 童話や絵本はなんのために存在しているのか、これからもこの大事な使命を忘れずに、作品を作り続けていきます!
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