Satori

キーワードが多く謎解き感が強いので、話の先を予測しながら読んでしまう人々にこそ読了後の読み直しをおすすめします。かなり読後感が変わるはず。 一読して、これは誰の物語なのかなと思った。 だけどもう一度読み直して、あらためてタイトルを見て、これは三人の物語なんだなとわかった。 すっきり謎が解けたあとに前半部分を読み直すと、不思議に感じた断片的な記憶も、山岸の過去も、友人の話も、夢も、この物語のヒューマンドラマとしての良い部分がクリアに浮かび上がってくる。 そして、全部を知った上でもう一度読むラストが、ちょっと可愛いのです(笑)
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さとりさん、読んでくださって、そしてレビューをありがとう!! そうなんですよね~、謎を解こうと思って読む人には、雰囲気とかそんなものは二の次になっちゃうし、からくりが分かったところで、ああ、そう言う事か、と思うだけで、「あれ、だれの物語?」ってなっちゃうかもしれないよねえ。 いつも描く時は、「誰の物語」かを意識するのに、なぜかこのお話はそれを考えていなかったような……。 そうそう、結果的に、この書店を起点にした、3人の人間ドラマになったような。(さとりさんに言われて、改めて気づく!) 今回は謎解きをメインにせずに、ほんわかノスタルジーに行こうと思ったんだけど、青年視点だったために、謎だら
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