【コメント】 - 小説投稿エブリスタ

あの遠い日のしおりと夢と

僭越ながらレビューさせて頂きます。読み終えて最初に感じた事は、何が正しくて何が間違っているか、でした。気がつけば頭に入り込んでいる常識。学校で教わったことが正しい？　法律が全て？　　そんな疑問が浮かび上がります。自分の息子を失ったらどんな気持ちだろう？　世間では禁忌とされることにだって手を染めるのではないだろうか？　そう考えると、アンドロイドに記憶を移植する事は、仕方ないとも思えます。物語全体の構成はさすがと言わざるを得ない素晴らしさで、明かしたい謎の行方を追って、一気に読み終えてしまいました。そして、小説にかけた夢も共感でき、切なさと感動が伝わってきます。この先はどんな話をするのだろう？　そんな想像を楽しみながら、爽快な気分で読み終えることができる物語でした。相変わらずのレベルの高い作品です！

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佐崎らいむ 2017/7/22 22:26

タッくん、復帰後、いろいろ忙しいと思うのに、読んでくださって、そしてレビューをありがとうございました( ；∀；) そう、私がこの物語で一番ネック（あるいは不安要素）だと思ってるのが、そこなんです。ラストの謎解きで、あの岡田がやってしまったことを倫理的に許せなくて、引っ掛かりを感じてしまう人には、笑って終わらせられない気分になっちゃうのかな……と。もし私が岡田のような技術を持っていたとしたら、きっとやってしまうと思うんだけど、それを美談としては絶対使えなくて、結局はタブーなのかな……と。タッくんも、やっぱりそこに注目してくださったんですねえ。（でも、タッくんなら許してくれそうで、