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凶手は数えずにはいられない
朋藤チルヲ@ノアール再公開中
2017/9/7 21:28
サークルより参りました。 この作品を読むのは二回目です。 初めて読んだ時思わずうなり、二度目はゾクゾクしてしまいました。三回目は泣くんじゃないかと思っています(笑) 目に浮かぶだけでなく、匂いや温度までをも感じさせる圧巻の筆力。 何度読んでも凄いの一言しかありません。 しかしながら、その情景描写が少々過多すぎたような印象があったのですが、初稿の時点より手を入れられたのでしょうか? ずいぶんと簡潔になり、それによってより鮮やかさを増したような気がします。 この作品の特筆すべきは、描写の巧みさももちろんなのですが、登場人物たちそれぞれの心情が、リアルに訴えかけてくるように、それでいて互いに拮抗してしまうことなく描かれているところだと思います。 だから、どの人物にスポットを当ててもすとんと心に入り込んでくる。 殺しを生業とする主人公、依頼を運んでくる爺さん、ターゲット、無邪気な少々、その母親…… すべてのキャラに人生の背景が浮かぶのです。 それゆえに、物語に潜り込みやすく、ラストでより大きな衝撃を心に与えられてしまう。 その鈍い痛みをいつまでも忘れられない。 強い印象というのは、どんなものであれ、受賞するにあたって必須なものだと思います。 さすが大賞受賞作品だな、と言うほかないですね。感服です。
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有月 晃
2017/9/8 20:23
チルヲさん こんばんは。とても素敵なレビュー、大変有り難うこざいました。 ちょっといまバタバタしてまして、後程お礼のご返信させて頂きますね。 取り急ぎ。
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有月 晃
2017/9/12 17:07
チルヲさん こんにちは。有月です。 とても素敵なレビュー、ありがとうございました。 お気付き頂いた通り、初稿からかなり手を入れました。 それが功を奏したみたいで、嬉しく思います。 最近書いた妄想コンテスト作品は結構苦しみながらひねり出す感じで、この短編についても書き上げたは良いものの仕上がりに満足出来ず、ボツにしようか悩んでました。多少無理してでも公開して良かったと思います。 なお、当作品については結果発表を既に終えてますので基本的に手は入れないでおこうと思っているのですが、改善点やご意見など読んでもらいながらレビュー以外に感じてもらえた物がありましたら、お聞かせくださる幸いです。
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朋藤チルヲ@ノアール再公開中
2017/9/13 8:39
おはようございます。 やっぱり手を入れられていたんですね。 凄い引き締まった気がしたんですよ。手直しをすると、余計なものを足したりしてさらにだらけてしまう時もあると思うので、大成功だと思います! わたしも、妄想は毎回かなり頑張って書いています(笑) 納得いかないことももちろんあるのですが、それはまぁ、自分の実力の問題だと思うことにして、でもやっぱり書くたびに成長は感じられるので、これからも頭を痛めながら続けたいと思っています(笑)自分のために。 さて、何かご意見があれば、とのことですが。 ありません(笑) だって、完璧過ぎます。 有月さんの文章は、恋愛小説もとても素敵ですけれど、あのよう
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