六花 夜

読ませて頂きました! 素晴らしい出来映えに心から拍手を!! どこをとっても和を感じさせる美しい文章。言葉の一つ一つに一体感があり、無駄がありません。 それは、女房の秘密を匂わす言葉も同じで、赤色の描写・鯉の生臭さ・魚油の臭い...と、読み終わってから、何てまとまっているんだろう!と、表現力と構成力に驚きました。 さすがです! 驚きというと、「恋女房」という言葉の後、男の手に唐紅の腰紐が握られていることを知った時。 物語が急展開を見せるのですが、すぐに何気ない夫婦の会話に出ていた子供の事件が頭をよぎり...。 その後の男の「後追い」は、ひとつの夫婦の形として至極当然のように感じました。 短い物語の中で充分に世界観を描けているからだと思います。 最後にイメージさせる色は鴉の黒で、本当に色の使い方が上手いですね。 あやさんの持ち味を十二分に発揮した短編に仕上がっていました! かなり勉強させて頂いた心地で...ありがとうございました!!
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素敵なレビュー恐縮です(*/□\*) 色にこだわって書いたので、そこを見ていただけて嬉しかったです これは余談ですが、夫が川まで戻って死んだのは奥さんの罪を被るためでもあり、私が山の色とカラスの対比を書きたかったからです(笑) 朝日は赤く、山も赤い カラスは黒く、夫も黒い(人を殺したと言う意味で) と、こんな思いも込めて書きましたが、そこまでは伝わらなくてもいいと思って書いては居ません 夫婦なんて語り尽くせぬ感情の塊ですしね(笑) 作品作り頑張ってください! 何か直した方がいい箇所、分からない言葉などありましたら教えて下さい
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とんでもないです!本当によかったです(>_<●) 山の色は女房との会話で語られていますし、黒との対比が自然と頭に浮かびました。 あと意図してないかもしれませんが、黒は終わりの色のようなイメージで物語の終焉の演出にも一役買っているような( ´ ` *) あやさんの作品って前・中半で自然と物語に引き込まれ、後半押し寄せるような怒涛の(笑)展開にのまれていって...最後は「飛ぶ鳥跡を濁さず」といった感じで静かに消えていくイメージです。それが特に現れているようで、かなりお気に入りの作品でした!落ち込みます(笑) 個人的に和の色名も無駄(笑)に好きなので、「わぁ...(=´∀`)」ってな
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