女郎花

詩文……文章でありながら実に絵画的な作品だなと感じました。 そしてデッサン(基礎)がしっかりしているからこその、その安定感に……安心して世界観に浸れるというか。 『情緒不安定な大地をなだめながら』 なぜか、悲しい時、苦しい時、月の光に照らされると少しホッとするのは、深い傷には太陽光線では強すぎるからなんですね。 『身の上話』 知らず知らず自分もしてきたのだと思います。 遊び心はあっても、一つの言葉にも無駄のない、何度も読んでみたい作品です。
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