あーる

シンと冷え込む冬の真夜中、いつのまにか降りだした雪が音もなく降り積もっていく様子をそっと窓からながめている、そんな気持ちで読み進みました。 単身赴任中の大間さんと居酒屋アルバイトの大学生智聡くん。 2人は智聡のバイト先で出逢い、ゆっくりと想いを重ねていく姿がいろいろなエピソードで綴られます。一気に熱くなるのではなく、智聡の葛藤、大間さんの陰を感じながらも、愛情がジンワリと沁みていく感じがしました。 7つも歳が離れている2人なのに、まるで二匹のワンコがじゃれあいながら、お互いへの気持ちを育んでいるようにみえます。(大間さんが描いた絵が目に浮かびました(^^)) 時々どちらが年上かわからなくなるようなシチュエーション、とても可愛らしかったです。 智聡はなぜあんなにも自分の気持ちを押し込めようとするのか…それはやはり男の子だから、なのでしょうか。(智聡も言ってましたよね) 女の子なら「私の方がもっと幸せにできる」と考えてしまうかもしれないけれど、同性であるがゆえ、大間さんの立場や状況、気持ちが想像できてしまう。大間さんを本当に好きだからこそ、常にその気持ちを優先にしちゃう、のかな。 「終わり」を伝える智聡が、悲しいくらいに健気で……切なくて泣けてしまいます。 大間さんの心の動きは慮ることしかできませんが、会話で、態度で、智聡に心を許し、どんどん距離が近づいて行くのがわかります。 事あるごとに、智聡の大好きな手で頭をワシャワシャしたり、露天風呂でのおててニギニギ、もうかわいくて仕方なかったんでしょうね。あんな態度で慕われたら心が動かないはずないですよね。寂しさを感じてた心の隙間にストンと智聡がはまって、癒されたのでしょう。 でも、去って行く智聡をすぐ追いかけなかった…ふにゃっとしてボーッとしてるけど、本当は男らしくて真っ直ぐな大間さん。今の自分じゃダメだって痛感したのかもしれません。 その大間さんの覚悟と想いが、描写の少ないラストシーンだけで強く伝わってきました。 冬桜は冬から春にかけて二度咲くそうですね。 いつのまにかお互いにとって「代わり」などいない存在となった2人、二度目に咲いた花は散ることなく咲き続けるのだろうな、と思いました。 読み終わっても、物語の余韻が続いています。 寒くなりもの寂しさを感じ始める季節に読むと、物語の世界を実感しつつ、じんわりと暖かくなれるお話です。
3件・2件
あああああああーるさん! 素敵なレビューをありがとうございます!!ヽ(;▽;)ノ しゅ、しゅごいっ!(語彙力) 今回、智聡を担当した、たろでございます。あーるさんの熱量にただ感激です(´Д⊂ 「冬桜は冬から春にかけて二度咲くそうですね。 いつのまにかお互いにとって「代わり」などいない存在となった2人、二度目に咲いた花は散ることなく咲き続けるのだろうな、と思いました」←これを宣伝に使いたい!!! 大学生の智聡にとって、大間さんはとても大人に見えますよね。 学生の、男の自分では恋愛対象にならない。だから大間さんの懐に飛び込んでいける。(これが女の子なら「僕は奥さんと子供いるから」と大間さん側
1件1件
たろまろさん、こんばんは。 たろさん、お返事ありがとうございます(^o^) ほんと、熱量高いですよねー、毎度ww でも、いっちゃいます宣言したので、遠慮なくいっちゃいますね(≧∀≦)笑 わー!もし本当に宣伝に使ってもらえたりしたらかなり嬉しいですー( ´∀`) 使いやすいように換えてもらうのも全然構いませんし^ ^ 機会があったら、ぜひぜひ使ってやってください!! 「静かに積もっていく想い」 はい、大間さんのいろいろな面に触れるたび、惹かれていく、想いが積もっていくのを存分に感じられました。泣けるほど( ; ; ) 智聡は大間さんの横顔とか後ろ姿とか、手の動き、寝顔とか…そういうと
1件

/1ページ

1件