新垣蛍

私を作品の世界へぐっと引き込んだのは、たったひとつのセリフでした。 「……あなたには元気になって貰わないと困るのよ」 とても巧みな言い回し。 一見、夫の身体を心配し、励ましの言葉をかける妻の健気な姿ですが、どうしてだか少し引っかかる言葉の選び方なんですよね。 それもそのはず、妻のこの発言は、物語のラストにやってくるどんでん返しの伏線になっているのですから。 言葉選びのひとつひとつにこだわり、読者がよりラストで納得できるように考えるその姿勢に平伏します。 あやさんの技術がきらりと光る、秀作でした!
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ありがとうございます これから結婚したりする若い子に…ひどい話を読ませてしまった(笑) 低い温度で燻ってる火は、なかなか消えなくて怖いですね… 気になったところありまか?
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大丈夫です、結婚に夢は見てないです笑 まず最初に気になったのは3ページ目の『テレビを見たまま「おかえり」というのが常なのが』ですね。 病気になってから妻に対する見方を変えた主人公なのに、その一年後の結婚記念日前日まで結局態度はほとんど変えなかったのでしょうか。 妻の驚きや主人公の気持ちの高ぶりを表現するための文だとはわかるのですが、どうしても違和感を感じるので変えた方がいいかもしれません それから、最後の手紙で奥さんが提示した自分の幸せな姿を主人公に見ていてほしいという条件。 奥さんの描写が少ないためか、この条件にした理由がわかりませんでした。 一読者としては気になるところなので、理由も付
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