有月 晃

初回読了後、胸中で快哉を叫びました。 三人の関係だけで終わる短編なら凡庸。 四人目に手を伸ばすなら、ほほぉと刮目。 そして、五人目まで踏み込むなら…… 四人目のパートに差し掛かった辺りで、にわかに高まる期待値。 五人目にあの人のエピソードを読みたいなと。 入選に手を掛ける為には、やはりそこに切り込みますよね。 だが、自分が作者なら、この四人の関係性にどう食い込ませる? どこかに伏線が張ってあったか?と自問しつつ画面をスクロールさせ…… 綿密に織り上げた関係性を惜しげも無く…やられましたよ。この敗北感にはむしろ、心地良さすら漂います。完敗です。 これは届くでしょう。 ご入賞をお祈りしています。
2件・4件
有月さん、はじめまして(^-^) 小説をお読みいただき、またレビューまでしていただきありがとうございました!あの「凶手」でお馴染みの有月先生にレビューをいただき、「一体何が起きているのだ??」とただ今興奮しております…!(>_<) 五人目についてはずるいことに、ほぼ伏線無しだった気がします。。。冒頭に「炬燵を捨てて洋間にしたい(怪…)」と言っているくらいで、あとはただ成り行きで出ているだけだった気がします。今回だけは珍しくバレないことを優先したので、割とずるいです(二回目)。 五人目を考えながら読まれていたとのこと、脱帽します…!作者目線で読まれているのですね。ちなみに私は普段
1件3件
miyama さん 初めまして。有月 晃(ウヅキ コウ)と申します。 私の様なマイナーな書き手をお見知り頂いているなんて、驚いております。 それにしても、鮮やかの一言に尽きます。 ガルシア・マルケスに「百年の孤独」という作品があるのですが、作中に創り上げた小宇宙を手ずから消失せしめる手法に、相似を見ました。もちろん御作は短編ですので、同作のプロセスを最小規模で再現された訳ですが…… 確かに「彼女」への言及は最小限に控えられていましたが、四人目に差し掛かる頃にはかなり期待してしまっている自分がいました。 しかも、四人目のシメをあんな形にしておいて「え、どうなるの、コレ」ってページめく
2件2件

/1ページ

1件